大学を離れて年月が経ち、看護についての視野を広めるべきだと感じ、新たな学びに挑戦したいと思いました。外国で看護研究を学び、研究能力を高め、看護、研究方法、共同研究についての知識を深めたいと思いました。それには東京大学のGNRCが最適であり、上記のような機会を看護研究者に与えてくれると確信しました。

目標は３つありました。1つ目は看護の知識を増やし、世界の分野横断的な看護研究について学ぶこと、２つ目は国際学会でプレゼンテーションを行い、英語で看護のジャーナルに論文を投稿すること、そして３つ目は研究助成金を獲得することでした。

GNRCでの看護研究を深めることができ、とても積極的な態度の先生方や院生と国際研究で楽しい時間を過ごしました。GNRCのセミナーや毎週の高齢者長期ケア看護分野のミーティングで、いつも様々な看護研究、とても興味深い、意義深いトピックについて話し合うことができました。そのような機会を通して、私の研究に対するマインドセットや姿勢が形成され、非常に高められました。 メンターの先生とのディスカッションで、分析方法や、研究方法、英語での論文執筆など、様々なことを教えていただきました。教授は看護研究における親切で、専門的で、科学的な態度を見せてくださいました。ここで、困難ながらも楽しい経験を共にさせていただき、研究のマインドセットや理解を向上させることができ、将来の研究に非常に役立つと思います。 GNRCでの異分野融合研究チームからは、技術革新と看護の研究アプローチを組み合わせた看護理工学やバイオロジカルナーシングなどの分野横断的な取り組みを見せてもらいました。同時に、アメリカやヨーロッパの看護専門家との交流を経験したり、共同研究をしたりする機会をいただき、新しいアイディアが浮かんだりしました。特に、GNRCの実験室で見た新しい看護技術はとても感動するものでした。 専門家との協力、また真理を見つける努力は、看護研究プロセスを成功に導くために重要な二つの要素です。そういう意味で、GNRCでは、最前線の異文化融合研究を行っている専門家や世界各地から招聘した教授から国際共同研究について学んだり、研究コンサルテーションを受けたりしました。 この1年間を通して、GNRCではポスドクが将来の科学的研究に携われるように備え、支援するために、数々の機会が提供され、私はその多くに参加することができました。

　私は日本語を話しませんが、GNRCのポスドクとして、先生方や高いレベルの院生の皆さんと共に、とても楽しい、価値ある時間を過ごしました。GNRCが提供する強力な支援のおかげで、学びの道はとてもスムーズなものになりました。これからポスドクを目指す方々に、GNRCのメンバーになり、質的研究、ロボティクスナーシング、バイオロジカルナーシング、イメージナーシングなどの分野横断的研究の素晴らしい研究者と共に学べる機会を得てほしいです。看護研究に興味があり、それを高めたいなら、GNRCは最善の選択です。

Wen Xin; Zhang Fengying (Corresponding author); Feng Xianqiong; Qiu Chujin; Zhang Weihua. Application of the multi-view recording system in evaluating students' technical skills in the fundamental of nursing course. Chinese Journal of Medical Education. 2018(6): 944-947
Fengying Zhang, Asako Futami, Yumiko Saito, Ayumi Igarashi, Mariko Sakka, Noriko Yamamoto-Mitani. Influencing Factors on quality of care process in Long-term care hospitals: A multilevel analysis. (under review)