ニュース・トピックス News Topics
お知らせ
GNRCセミナー開催のお知らせ
2023年1月30日
2023年3月3,4,17,18日にGNRCセミナー「医療のための質的・混合研究法」をオンラインで開催いたします。
皆様のご参加をお待ちしております。
【タイトル】 質的・混合研究法セミナー
【概要】 『医療のための質的・混合研究法』では、医療現場での経験と知恵を学術的知識として理論化していく過程の一部を学ぶ。
現場での経験を一般化して医療実践や政策に役立つ知見を提供できる国際人材を育てることを目的とする。
質的研究と量的研究の前提にある認識論の違いを学び、質的研究法とは何で、何をするための研究法なのかを理解する。
日常臨床から生まれる知恵を学術的な知識として理論化するプロセス、および質的研究の質(Rigour)について理解し、
国際論文の査読ポイントについて学ぶ。
【講師】 大竹裕子先生
横浜市立大学客員准教授
ロンドン大学衛生熱帯医学研究院博士課程卒
オックスフォード大学リサーチフェロー
【日時】 2023年3月3・4・17・18日(金・土) 20:00-22:00
【参加費】 無料
【参加登録】 お申し込みを終了しました
【大竹裕子先生プロフィール】
大竹裕子、PhD/博士(心理学・医療人類学)、修士(疫学)、学士(心理学)。 横浜市立大学客員准教授。ロンドン大学衛生熱帯医学研究院(LSHTM)博士課程卒。
JICA青年海外協力隊(ルワンダ)、東京大学非常勤講師、オックスフォード大学リサーチフェロー(日本学術振興会海外特別研究員)、国連パレスチナ難民救済機関政策研究アドバイザー等を経て現職。
地域医療とメンタルヘルスを専門としながら、特に、人権侵害によって尊厳を奪われた人々がそれを取り戻してゆく過程に深い関心をもち、国内外で教育・実践・研究・政策提言に携わってきた。質的研究論文の執筆および査読は、国際誌を中心に行っている。
国際保健・医療政策研究を世界的にリードするロンドン大学衛生熱帯医学研究院で日本人として初めて『医療のための質的研究』を体系的に学び、博士号を授与される。
代表論文 ‘Suffering of Silenced People in Northern Rwanda(SSM誌, 2019年)’は、ルワンダにおける政治的被抑圧集団の精神保健課題を明らかにしたことで国際的な注目を集めた。
研究者ウェブコミュニティResearchGateにおいて2019年に世界で最もよく読まれた論文上位2%にランクインし、米紙ニューヨークレビューや英紙ガーディアンなどの国際メディアに取り上げられると共に、ルワンダに対する国連の援助政策にも影響を与えた。
日本国内でも、コミュニティ心理学会論文賞、アフリカ協会論文賞などを受賞。同研究をもとにした書籍『生きることがなぜ、たましいの傷を癒すのか~紛争地の医療人類学(仮題)』を2023年春から夏にみすず書房より出版予定。
*大竹先生からのご案内*
【Youtube対談ライブのご案内】
ウクライナ戦争や台湾有事への懸念など、戦争と平和について日常のなかで考えさせられることが多くなってきているのではないでしょうか。
もし、災害や戦争が起こったら、医療者は、自治体は、支援者は
どんなふうに当事者の苦しみに寄り添い、助けていけば良いのか——?戦争で破壊された地域コミュニティは、どんなふうに回復していくのか?
この対談では、暴力紛争後のルワンダ(中央アフリカ)を舞台に、
国際支援の枠組みからこぼれ落ちてしまった地域コミュニティが、
自分たちの力でその苦しみからどのように回復してきたのかを、
草の根の現場で活動してきた専門家ふたりが熱く語ります。
トラウマ、悲嘆、和解、癒し、コミュニティ復興、レジリエンス、政府から抑圧される集団、沈黙させられる被害者の声・・・
こうしたテーマに興味のある方はぜひ、Youtubeライブへお越しください。
大竹裕子×佐々木和之 Youtube対談
「暴力紛争後の癒しと平和への道すじ」
2023年2月3日(金)18時30分~20時
https://www.youtube.com/watch?v=dxAqGoQw0eQ
★大竹裕子(心理学・医療人類学博士、ロンドン大学)横浜市立大学 准教授、オックスフォード大学リサーチフェロー
★佐々木和之(平和学博士、ブラッドフォード大学)ルワンダ プロテスタント人文社会科学大学 准教授
★事前にこちらを読んでおかれると、当日のお話しが理解しやすくなります!
大竹裕子エッセイ『佐々木さんご夫婦との思い出』
https://rwanda-wakai.net/%e3%82%a6%e3%83%96%e3%83%a0%e3%82%a862%e5%8f%b7/


